【劇場アニメ】マルドゥック・スクランブル 圧縮 感想 -5年の時を経て生まれた最高傑作-

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まず、はじめに。僕はこの作品を発売当初から好きで今に至る。
何年か前に、マルドゥック・スクランブルが劇場用アニメとして制作が発表されたが、
突然中止が発表された。いったい何が理由で?とも何度も考えた。
しかし、原作を読んだ者なら覚悟してたことだが、世界観を作り出すために
必要不可欠である暴力描写・性的描写を映像化するのは不可能だったのではないか?
そう僕は考えた。

映像化不可能な作品

制作中止を知ったその時から、今までも心のどこかにあった、
「不可能」という文字が浮かび、確信へと変わった。
それでも僕はこの作品を多くの人に知ってもらいたいと思っていた。
お世辞ではなく、本当に予想しない展開の連続の作品だからだ。

そして、今年再度の映画化が発表され、「えっ!」と驚いた。
その時は無論、凍結された作品が再度復活するってのはファンとしては、
言葉に出来ないぐらいの喜びで、嬉しくて何度も「映画化」の文字を読み返した。

そして、その一連の流れでこの度、前回もブログに書いたように
【雑記】 マルドゥック・スクランブル 改定新版 感想
著者からマルドゥック・スクランブルという作品は、
「改定新版」・「完全版」という形で新生し発表され、どちらも読了したが、
不安であった描写の大きな変更などもなく、マイナス要素などひとつもなく
本当の「マルドゥック・スクランブル」が完成したようにさえ思えた。

長くなりましたが、ブログでも何度か紹介している
「メタルギア・ソリッド」と同様にこの「マルドゥック・スクランブル」を
愛している。自慢じゃないが、原作なら30回以上は読んでいる。
それほど、この作品を愛しているが故に今回の映画化に多少の不安を胸に残し、
昨日、劇場へと行きマルドゥック・スクランブルを見に行ってきた。

【作品感想】
まずは原作にどれほど忠実だったか?ってことを考えると限りなく
「これがマルドゥック・スクランブル」だ!っていう要素は、ほぼ欠けてなかったように思えます。
(もちろん、仕方なく削ったんだろうなぁ・・・と思ったところはいくつかありますが。)
むしろ、60分という限られた尺の中でここまで世界観やイメージを崩さすに作ってくれた
ことに感謝です。率直な感想ですが、今年見た映画の中では一番のように思えます。
原作読了してて、どのような結末になるかを知っていてたのにも関わらず震えが止まらなかった。
舞台である、「マルドゥック・シティ」もCGを丁寧に使いあくまで、私的な意見ですが、
イメージどおりだったのでそこにも好感を持てます。
暴力描写や性的描写も上手く表現されてたんじゃないかと思います。
ここは、本当に脚本家と映像スタッフのコンビネーションが垣間見えましたね。
さて、一番気になっていたキャスティングの件。
バロット役の林原さんに関しては脳内キャスティングなどで大方のイメージがあったのですが、
予想以上に最高のキャスティングでした!!
このキャスティングは本当に間違いなかったなと思いました。
そして、相棒のウフコックの八嶋さんも違和感なくピッタリでした。
よくキャラクターを掴んでるなぁといういのが正直な感想。役柄的に難しい役なのですが
丁寧に演じてられました。

そして、何よりバロットたちのライバルであるボイルドのキャスティングが本当に正解。
としか言えないほどのシンクロ率。磯部さんでこのままマルドゥック・ヴェロシティも
作って頂きたいほどです。あの低い声は、僕のイメージしてたボイルドでした。
そして物語後半に登場する「畜産業者」と呼ばれる殺し屋集団の件ですが、
もう外見だけでR指定かかっちゃうようなキャラクターなのですが、
ここも本当に原作に忠実。そして彼らとの戦闘シーンもコーニッシュさんの
音楽が映像をひき立てておりかなりの迫力があり大満足。

そして、ここで一番期待していたバロットの表情。
ここでは、今まで抑圧されてたものを解放しウフコックという
ユニバーサルアイテムを使い狂気満ちた表情をしっかりと作ってくれています。
もう、ここのシーンを見たときに涙です。
そうだ、僕はこのシーンを映像として見たかったんだと。

こうやって文章にしている最中も、あの劇場でのことを思い出します。
初見の友人と共に行きましたが、友人もかなり満足でした。
友人曰く「こんな映画なら原作をしっかり読んでおくのだった・・・」と言っておりました。
(原作のほうが細部までしっかりと描いてあるとオススメしておいたので。)
原作ファンとしては、初見の方には楽しみが半減するような作りになってるのでは?
とか思ってたんですけど、全くそんなことなかったように思えます。
むしろ、
シンプルでスピード感のある「マルドゥック・スクランブル」
だったのではないでしょうか?
これは、あくまで僕の意見ですがマルドゥックは今回60分という尺の中で
本当に丁寧に作られてました。

カットされた部分も含めてマルドゥック・スクランブルだと思ってるのですが、
変に原作のシーンをカットすると不自然な感じがするのが当たり前なんですけど、
この作品に関してはそんな感じが全くしなかったです。
5年間待った作品としては、期待通りの高品質なクォリティで描かれてたと思います。

20101114210209.jpg


最後になりますが、この作品に関わった全てのスタッフの方に感謝を。
次の第二章を楽しみにしております。

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コメント
この記事へのコメント
磯部勉さんのボイルドは最高でしたね。GONZO版だと中田譲二さんが予定されていましたが、おそらくこちらの方が断然良かったんじゃないかと思います。中田譲二さんも私的な大好きな声優なのですが、あの艶のある声が、ボイルドの虚無性とどうも相性が悪かったのではないかと。その点磯部勉さんは非常に硬質でエッジの利いた低い声で、本当に素晴らしかったと思います。

その立ち位置の特殊性のため、どうも映画ファン、アニメファン、その両方から上手く注目を集められてないのか、あまり多く感想を見かけることが無かったので、公開から時間がたっておりますがコメントさせてもらいました。
2011/06/05(日) 21:55 | URL | katsushijin #2UwrLv3c[ 編集]
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