文庫「METAL GEAR SOLID GUNS OF THE PATRIOT」感想-伊藤計劃さんのこと-

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メタルギアソリッドのノベライズ・・・

僕にとってこれは、恐怖。今までゲームだからこそメタルは僕の心に響き
人生を変えていく一作だったので、小島監督以外に公式な形で紡ぐことを
許していいのか?しかも、「ゲーム」でなく「ノベライズ化」
それは、果たして僕らの知ってる「メタルギアソリッド」なのか?
とにかく、今までの「メタル」が壊れてしまいそうで本当に怖かった。
たとえ物語を紡ぐ者が、
小島監督を愛し「メタル」を誰よりも理解している伊藤計劃氏であってもだ。

そんな不安の中、この本は世に生み出された。

MGS4発売時、僕は浪人生としてメタルに触れる機会があまりなかったものの
「MGS4」は来年の春必ずプレイするが「小説」は絶対に読まないと決めていた。
実際に春になり受験という牢獄から脱出してプレイしたMGS4は、本当に素晴らしかった。

そして今年に入り、伊藤計劃氏のデビュー作である「虐殺器官」を読んでみた。
そこには、多彩なまでの知識・表現・物語と本当に僕を驚かせ、その細部からは
「伊藤計劃」と言う男は小島秀夫から成り立つというのが伝わってきた。

この人なら「メタル」を紡ぐことを許される数少ない1人かもしれない・・・
純粋にそう思いました。
「虐殺器官」読了後、文庫として発売された「メタルギアソリッド ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」
を読んでみると従来のMGSを知る者はより感動を受け、新たに「メタル」に興味を持つものには、
20年という長きに渡る「蛇達の系譜」が理解できる作りになっており、素晴らしかった。
語り手はオタコン。ストーリーをある種ダイナミックに改変して、B.Bは登場しない形となった。
事前になんの情報もなしで読んだのですが、MGS4をプレイしてても驚くところや、
新たに発見できた。
オタコンが語り手だったからこそ、出来た様々な表現。
「ゲーム」という舞台から「ノベライズ化」へと渡った物語は、「間違いなくメタル!」
と心からそう思い感動した。
ゲームプレイ中も今までのスネークのことを考えると涙はボロボロと溢れ出た。
しかし、このノベライズはスネークの意思・覚悟。そのようなものが芯から伝わってきて、
感情移入できて読めた。

この作品を読んで思ったのはメタルを紡ぐのはもちろん小島監督であることは間違いない。
しかしそれと同時に再認識させられたのは、「メタル」を紡ぐのは僕らでもあるということ。
月末に発売される、ピースウォーカーはメタルサーガの第二章だ。
これは、新たな紡ぎ手が生まれる大きな機会である。若い世代に紡いでいくことは、
僕らユーザーの義務であり喜びだと思う。

PSPというハードでの新たなメタルサーガの幕開け
この変わり目に伊藤計劃氏がいないことが残念だ。彼の鋭い切り口での作品への評論。
そして誰よりも小島監督を愛し、メタルを愛した彼の代わりに少しでも
僕らはメタルの紡ぎ手となり次の世代に伝えなくてはならない必要があるのだ。

この場を借りて、伊藤計劃氏へのご冥福をお祈りします。


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