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読書系

ここでは、「読書系」 に関する記事を紹介しています。
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文庫版が出るまで待ってりゃよかったものを何故か当時勢いで買ってしまった
この本を昨年ちゃんと読むことが出来たのが昨年唯一の大義・・・でしょうか・・・・。

【感想】
3年かかって読み終えた本作ですが、もう素直に言っちゃうとこの作品・・・
重い・悲しい・誰も救われないの三拍子でできてました・・・。
一応、一巻のみ感想を書いてましたがもう全巻分通した感想をここで書いちゃいます。
とにかく、勢いのある作品でした。そして、全てのサーヴァント・マスターが本当に
魅力的でところどころですが、しっかり泣かせていただきました。
個人的におすすめの陣営はライダー陣営でしょうか?一番、成長した陣営だと思っております。

Stay Night(以下SN)につながる作品とのことでワクワクして割と一気に読み、
細部にわたるまでSNにしっかりと繋がるように作られていると感じました。
SNでは意外と明るいシーンなどが随所に見られたんですが、それとは打って変わり
本作は本当に重い・悲しい・誰も救われない・・・と暗いイメージが僕にはありました。
今回の聖杯戦争で救われた陣営なんてないです。しかし、SNでの主人公である衛宮士郎。
彼の抱く「正義の味方」というのは、本作で冷酷なまでに戦った衛宮切嗣がいなければ、
決して生まれなかったはずです。誰よりも冷酷であった彼は、「誰よりも優しかった」と
いう側面を持っていた。このキャラクター性はSNで理解することが出来なかっただけに
本作で明確になり一層とFateという物語が厚くなった気がしました。
全体を通してSN時の「何故」という疑問を全て解消しつつ各陣営にスポットを当て
展開していくにも関わらず新しいFateという物語を構築している。
様々な制限があるにも関わらず衛宮切嗣から衛宮士郎へと
「思い」の架け橋となる本作は、間違いなく父と子の親子の物語でしょう。

アニメのほうもちょくちょく見てますが、やはり原作を皆さんに手に取ってほしい。
読了した後の気持ちは、アニメでは決して味わえないはずです。
ページをめくるドキドキ感がさらに拍車をかけ読者に感動を与えてくれます。

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昨日、手に入れた「フルメタル・パニック アナザー1」読了しました。
あらすじ

舞台は、宗介たちが死闘を繰り広げたあの戦いから、10数年後の世界。
主人公は、陣代高校に通うごく普通な高校三年生、市ノ瀬達哉。
そして、彼はひょんなことから民間軍事会社(PMC)である「D.O.M.S.」に所属する少女、
アデリーナ・アレクサンドロヴナ・ケレンスカヤと出会う。
少年・少女・アームスレイブ。この三つが重なり、新たな「フルメタル・パニック」が始まる。


まず、この作品を読む人って大きく2種類いると思います。
・フルメタの外伝だから読む人
・フルメタの続編だから読む人

自分は、続編だから手に取った分類のほうですが。正直、この作品の位置づけは、「外伝」・「続編」の
二つで分けるのは難しいなとぁとしみじみ思いました。たぶん、どちらの層の読者が読んでも
十分、満足できるものじゃないかと考えています。と言うのも予想以上に、新規の読者が
読んでも世界観やアームスレイブの戦闘の描写などが親切だったからです。
著者の大黒尚人氏は本作がデビュー作品ということなのですが、想像以上の出来具合で感服。
さすが、原作者の賀東先生が監修してるだけあって文体も、賀東先生よりな面も多々ありました。

▼ 以下若干ネタバレ
期待値が決して低かったわけではないのですが、物語の始まりとしては納得いく感じ。
フルメタル・パニック!の第一作である「戦うボーイ・ミーツ・ガール」では、
初っ端から宗介の愛機である「アーバレスト」が登場したのですが。

今作は、表紙に乗ってる日本の純国産ASが全く登場しないという憎い展開。
これもまた燃える展開で胸を熱くさせてくれて続刊が楽しみで仕方ない!
フルメタでは、宗介が傭兵でありながら学校生活を送るという非日常が描かれていましたが、
本作では主人公達哉が、普通の学校生活から民間軍事企業に入社!みたいな感じの
非日常が始まろうとしており、アナザーでは前作までとの対比が面白かったりします。
さらに主人公の初搭乗機体が、作業用のロボット!?これは、もうロボット好きなら間違いなく
パト○レイバー想像しちゃいますし、更に量産機に乗る姿見るとボ○ムズのような気も
してきて、普通にロボット好きとしては燃える要素が大量に入っておりました。

原作からのファンだけど、別にこの出来具合ならアナザーから読んでも何の違和感も
なく世界観やキャラクターを受け止めることが出来るんじゃないだろうか?
もちろん、原作からのファンだと小さいところでネタが入ってるのでニヤニヤが止まらないと思います。

作品として納得はしたものの、まだまだこれからの展開に不安と期待が僕の中にあるのも
また事実だったりします。しかし、デビュー作でフルメタという大きな作品を背負うってのは
凄く大きなプレッシャーだと思う。まだまだ、厳しい評価もあると思いますが、
逆境に負けず、著者の大黒氏にはこれからも「フルメタル・パニック アナザー」という
新たなフルメタを本家に負けないぐらい頑張って書いていただきたい。
僕個人としては、期待の作品・期待の作家であるので応援していこうと思ってます。

最後になりましたが、この作品に関わった全ての関係者に感謝を。

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試験前に一気に読んだので感想を書こうと思ってましたが、
遅くなりました。
作者は「図書館戦争」でおなじみの有川先生。
さて、本作なのですが高知の新聞で連載されてたもので以前から読みたかったので
ようやく読めた・・・って感じです。

内容としては、高知県県庁「おもてなし課」が高知県をPRするお話で、
地方よ今こそ立ち上がれ~!って感じの内容ですね。
なのですが、この話の大きなポイントとしては「行政と民間の違い」です。
市役所で書類の提出とかやったこととかある人なら分かると思うんですが、
役所とかって「俺がルールだ」的な雰囲気があると思うんですよね。
でも、民間だと「お客様は神様」みたいな雰囲気がどことなしかあって、
利用者のことを考えてくれてるようなことってよくあります。
この物語は、そんな「行政と民間」の違いを対比する感じで書いてありました。
物語のテーマである「地方を元気に!」ってのは非常に伝わってきました。
特に、今年は震災やらなんやらでゴタゴタしているので、
今こそ地方の底力を見せてやれよ!!
っていう風で個人的に勇気をいただきました。
売り上げは、全額寄付されるようですし、よかったなぁと。

ここからは、ちょっと残念だったことなんですが、
毎回何か問題があるたびに「民間なら~」って件を読んでると、
民間の視点でしか物語を描けてないのでは?
民間でもここまで出来る企業なんて一握りだぜ?
なんてことを思ったりもしました。
また、劇中、非常に難しい家族関係の兄妹が出てくるのですが、
一番最後までこの関係だけはしっくりこなかったりしました。

しかし、これ以外では非常に読みやすい物語で読書苦手な人でも
読みやすい一冊だと思います。

県庁おもてなし課
県庁おもてなし課有川 浩

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まさに、鋼錬の歴史が詰まった一冊でした。

長くなるので、続きを読むへお願いします。
[【読書】「鋼の錬金術師 クロニクル」感想]の続きを読む
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また、久々な感じで読書関連の更新。
図書館戦争シリーズ第2弾である「図書館内乱」についての感想です。

本作品で、このシリーズ初涙を流したのは言うまでもないです・・・。
「恋の障害」というエピソードなんですが、テレビ放送時はないエピソードでして。
初めて触れた物語でした。

聴覚障害の女の子(毬江)が出てくる話なんですが、
その子に図書館員が勧めた本の内容が、
「聴覚障害を持つ女の子がヒロイン」の物語の普通の恋愛小説なんです。
しかし、学校内で毬江がその本を読んでると、友人達から知らず知らずうちに
「障害を持つ子にこんな本薦めるなんて、配慮がないよねぇ~」との声。
この声を利用して、良化特務機関は図書館に対して、
図書館員の身柄を拘束・監禁されちゃいます。
そして、この仲間のピンチにタスクフォースは救出作戦を行う。


みたいな感じなんですが、
救出作戦に参加した毬江の言葉が非常に響きまして・・・。
「障害を持っていたら
物語のヒロインになる権利もないんですか?」


この台詞を目にした時、「そうなんだよな・・・。」とつくづく感じさせられました。
弱者を利用して、自由を奪うってのは本の中でも現実世界でも変わらないんだと。
特に、現実世界では発言力のない子供たちをダシに使って、いろいろ叫んじゃってますよねぇ。
そもそも、このエピソードが地上派で放送されなかったのは、物語に登場する
聴覚障害を持つ毬江の影響だそうです。(3巻のあとがきより)
一応、テレビ局側での自粛という形だったそうですが、
DVDでは映像化されたりと、ここでもいろいろと歪んだ形になってますが、
この歪みこそ後世へと伝えていかなきゃならないことなんだと僕は思います。

なんで、このエピソードだけ地上波では放送されてないの?
なんで、DVDには入ってるの?

こういう歪みが現れてるものってこれから先もずっと残るんですよね・・・。
まぁ、本当はこういうゆがみがない世の中になるのが一番です。